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遺り言

あなたに、遺りごとを綴ります。

御歳百歳のそのお顔は、

 

母よりも若く見えた。

 

 

母の痩けた頬は、

あんな風に綿では隠せなかった。

 

窪んだ瞼も、

への字に曲がってしまった口元も。

 

 

 

ここまで変わってしまうのかと、。

 

 

 

それでも、

あの衝撃は残して欲しくなかったんだろう。

もう、思い出せない。

 

あの母ではない顔は、もう思い出せないよう、

きっとあなたが仕掛けておいてくれたんだよね。